とあるおっさんの戯言

妻と二人、二人の子供に一生懸命。

勝ち取ってきた権利はいつか失われる可能性だってあるのだから

与えられた権利。

奪われない限り、その価値には気付けないのか。

 

 

こんばんは。

 

2026年2月8日(日)は第51回衆議院議員総選挙。

すでに期日前投票を実施されている方もいらっしゃるかと思いますが、僕は当日に投票所に行く予定です。

自慢にもなりませんが、選挙権を得てからこれまでのあいだ、選挙には必ず参加をしています。

初めての参加した衆議院議員総選挙は2003年の第43回。

今から23年前です。

正直、どんな選挙だったか覚えていませんが、調べると投票率が初めて60%を切った回だったようです。

 

選挙権。

国の行方を決める代表を選ぶ権利。

1890年に行われた第1回の時の投票資格は「25歳以上の男性、かつ直接国税15円以上」というものでした。

直接国税というのは耳慣れませんが、これは「所得税」など国に直接納める税金のことです。

ただ、当時は所得税の徴収が始まって間もない頃で、主な国税は「地租」。

現代で言うと土地のみの固定資産税。

それらを15円分納めている25歳以上の男性のみに投票権が与えられていました。

 

当時15円は現代で言うと50万円くらい。

現代で所得税50万円を払わなければならない年収額は750万円前後です。

これはサラリーマンで言うと全体の15%程度。少なくとも社会人数年目程度では届かない金額です。

 

しかし、当時はいわゆるサラリーマン自体の数が少なく、税率も現代とはちょっと違う。

国民の7割くらいは農業や漁業などの第1次産業で働いており、給料で15円の所得税を払うとなると、ごく一部の超エリート官僚や財閥役員レベル。

現代のイメージにすれば、年収5,000万円超えの上場企業役員クラス。

 

一方で、「地租」で15円払わなければならなくなるのは、田んぼを9000坪くらい所有している大地主クラス。

9000坪の田んぼからは6トン近くのお米が収穫できます。

それだけの土地を所有しているということは、そこで働く「小作人」を雇っているような農家であった可能性が高いわけで。

 

つまり、選挙権があったのは、超エリート官僚や財閥役員と大地主くらい。

これは当時の全人口の1%程度。

 

国の行方を左右する政治家を、ごく限られた人だけで決めていた。

今では考えられないことですが、それでも限られていた所以なのか、投票率は93.73%。

これもまた今では考えられないことですね。

 

その後、選挙権の資格は少しずつ改善されていきました。

納税額が撤廃され、女性にも選挙権が与えられ、年齢も引き下げられました。

しかし、その一方で、それに合わせるように投票率も下がっていきました。

 

明日の第51回衆議院議員総選挙。

18歳以上の日本国民であれば、受刑者でない限り全員に選挙権があります。

 

選挙、行きますか?

 

前回の第50回衆議院議員総選挙は2024年10月27日。

今から1年ちょっと前。

その時の投票率は53.85%。

この数値は戦後3番目に低いものでした。

 

先人たちが、自らが住む国の方針を決める政治家は区別なくその国に籍を置く者で決めるべきだと、勝ち取ってきた権利。

大袈裟でなく、その権利を勝ち取るための活動自体が奪われる時代もありました。

別に先人たちに感謝しろなどと言うつもりは毛頭ありませんが、その権利を半数近くが放棄しているという事実。

それを思うと少し悲しくなります。

 

選挙、行きませんか?

 

興味がない。

どこがいいのか分からない。

どこに入れても一緒。

どうせ何も変わらない。

 

そういう声をよく耳にします。

こないだ、ふとしたタイミングで会社の若い子に聞いたら、これまで一度も選挙行ったことがないと言っていました。

そして、今後も行かないようなことを言ってました。

でも「なぜ?」とは、聞けませんでした。

聞いてみたいとは思いましたが、ちょっと勇気がなかったなと。

なんだか面倒なおっさん認定されそうですし、聞いたところできっと選挙に行くことはないだろうしと、、、

 

「せっかくだし、選挙は行った方がいいよ」

 

僕に言えるのはそれくらいで。

選挙権を得るために闘ってきた人たちの話は、人から聞かされてもきっと響かない。

どこかで自分で触れて、調べた時にやっと胸に刺さる。

そんなものでしょうから。

それでもこの一言だけでも、きっと面倒なおっさん認定されたでしょうね。

 

行動しなければ、変わらない。

与えられたのはたった1票。

それは、1億351万7115分の1。

あまりに小さいけど、今は当然のようにある。

 

それは集まれば、うねりとなって、世界を変える。

 

それは幻想かもしれない。

でも、それを幻想としてはいけない。

 

そんな風に思ってくれる人が一人でも増えることを祈るばかりです。

 

 

それではまた。

 

 

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2月8日の投票日はどうやら寒くなるようです。

投票所に行かれる時は暖かくしてお出かけ下さい。

 

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