
夢のアイテム。
64万円なり。
こんばんは。
あんなこといいな。
出来たらいいな。
ドラえもんのひみつ道具で何が欲しいかと言えば、何を置いてもやっぱりどこでもドアです。
これさえあれば、無駄な時間の代表格とも言える通勤時間を限りなくゼロにすることができます。
さらに、わざわざ都心に住む必要がなくなり、高額な家賃を払って狭いマンションを借りたり、狭小住宅を買ったりする必要はなくなります。
日本のような一都市集中型の土地の問題や地方との地価格差の是正など、改善できることは多いです。
では、実際にどこでもドアが登場したら世界はどのように変わるのか。
ただ、便利になるというメリットだけなのか。
日常はどう変わっていくのでしょうか。
まず、移動や物流という概念が根本から変わります。
どこでもドアのサイズは人が一人余裕をもって通れることを考えると、高さ2m、幅90cmくらいでしょうか。
しかし、その基本設計が確立しているのであれば、大型のものも作れないとは思えません。
大型トラックが通れるようなサイズが製作可能であれば、世界で大きな変化が起こります。
まず、船、飛行機、電車、車両といった乗り物のほとんどが不要になります。
何せ、大量のものを積んで、長距離を運ぶ必要がなくなる。
唯一、必要なのは大型のトラックのみ。
物流を考えれば、10トントラック以上の車両でなければ運べないものなんて、ほとんどありません。
輸入も輸出も大型トラックに積んで、どこでもドアを通過して終わり。
流石に大型の建物に必要な巨大な鉄骨や建材、燃料や穀物など大量の品物の運搬は、たとえどこでもドアを使用することで出発地点からの到着地点が3mくらいの距離になったとしても、人力だけでは出来ません。
大型トラックに巨大建材をクレーンで詰んで、大型どこでもドアをくぐり、納品先の工事現場でクレーン車で設置工事を行う。
ダンプカーに大量の品物を積み込んで、大型どこでもドアをくぐり、納品先で降ろす。
タンクローリーに液体燃料を詰め込んで、大型どこでもドアをくぐり、納品先に注入する。
たったそれだけですが、この点だけでも大型トラックなどの車両が必要となります。
しかし、長距離を運搬するためのもの、船、飛行機、電車はお役御免。
基本、物流に関しては大型トラック以外は不要となる。
今まで専門の運搬会社に頼んでいたことが、自社で大型トラックを用意できればそれで解決できることになる。
すると、どうなるのか。
物流関連業、運輸業に関係する会社の株価が軒並み暴落することになります。
ということは、運輸業に関わる方々が失業することになります。
その人数、日本の2017年度の統計によれば、約340万人。
これは運輸業と郵便業に携わる人の人数になるわけですが、日本の労働人口の約5.2%にあたる人数になります。
とんでもない人数の人が職を失うわけです。
そして、その次に造船、飛行機製造、電車車両製造、自動車製造が廃業となります。
作っても使う人がいない、つまり売れない訳ですから、やめるしかありません。
自動車に関しては、大型運搬系車両の他に、スポーツカーなどの趣味としての一面がありますので、一部が特化した状態で生き残ることでしょう。
しかし、それはもうかなりの特殊な分野となるでしょう。
日本の製造業のうち輸送用機械が占める割合は10%前後と言われています。
これは、いわゆる国内総生産(GDP)による割合ですので、純粋な従事者の比率ではありませんが、おおよそこんな感じだろうと想像しますと、約100万人くらいの失業者が出る可能性があります。
ということは、約440万人近い失業者が出ることになります。
しかも、これまで輸送用機械に使われていた鋼材、塗料、電子機器等も不要になり、それらの供給者側の体制も大きな変化を求められることでしょう。
(1) 就業者数,雇用者数
就業者数は6620万人。
前年同月に比べ187万人の増加。
63か月連続の増加
雇用者数は5872万人。
前年同月に比べ144万人の増加。
63か月連続の増加
(2) 完全失業者
完全失業者数は173万人。
前年同月に比べ15万人の減少。
94か月連続の減少
(3) 完全失業率
完全失業率(季節調整値)は2.5%。
前月と同率
完全失業者数は173万人ですから、それが440万人も増えるとなるとかなりの大事になります。
失業者が増えるとどうなるのか。
まず、社会が不安定になります。
失業率と犯罪率は比例の関係にあると過去の研究でも確認されています。
特に窃盗に関しては、その関係性が顕著に出ています。
失業してお金がない、お金がないから盗む。
その関係性は簡単に想像がつきますね。
経済的には、所得税等の国の税収が下がります。
税収がさがれば、国の予算が変更される。
今まで予定しいたことが出来なくなる。
社会福祉、公共事業、いろんな部分で変更が余儀なくされます。
また、基本的な税収が減るということは、消費税等の増税も検討されることでしょう。
そして、消費税が増えれば、更に購買意欲が下がり、ますます物が売れなくなる。
物が売れなくなるということは、企業の収入が減るということ。
企業の収入が減るということは、そこで働く人の給料が増えない、もしくは減るということ。
そしてますますお金の動きが鈍くなり、ますます不景気になっていきます。
それは、負のスパイラルの始まりと言えるでしょう。
それが世界中で起こることになります。
どこでもドアによる世界大恐慌の始まり。
もちろん、どこでもドア製造業や、それらにかかわるセキュリティ会社、警備会社などは業績が好調になるでしょう。しかし、それは世界中の運輸業やそれに関わる製造業の失業者をカバーできるほどは大きくないように感じます。
いつかできるのか、どこでもドア。
しかし、それが出来た時、発表の仕方を誤ると、世界が終わるような気もしてなりません。
出来ることなら、僕だけにこっそりと教えて欲しいものです。
まぁ、それは無理か。
それではまた。
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なお、どこでもドアの価格は2112年版のカタログ記載によるものです。
