
温度とは分子のスピードらしい。
分子のスピードで物質の状態が決められているから、、、
こんばんは。
水を撒く。
水が蒸発する。
道路の路面温度が下がる。
ちょっと涼しくなる。
7月23日(月)、東京六本木ミッドタウンで「六本木打ち水大作戦」のイベントが開催されました。
このイベントには東京都の小池都知事も参加され、2年後に開かれる東京オリンピックに向けた暑さ対策の一環として、江戸由来の「打ち水作戦」を活用する意向を示しました。
イベントの中で、小池都知事は、
「風呂の残り湯などを使って朝夕にまく打ち水は、江戸の知恵で、おもてなしでもある。
隣近所で、同じような時間にやることで涼を確保する。
この作戦も、東京大会で威力を発揮するのではないか」
とコメントしたということです。
都心で風呂の残り湯を持ち寄るのはなかなかシュールですね。
そんなにたくさんの残り湯が集まるものでしょうか、、、
マンション住まいの方々はバケツ一杯の水を表に持ってくるのも一苦労のような気がしますが、、、
ところで、打ち水をすると何故涼しくなると言われているのでしょうか。
水をはじめとする液体は、乾いて蒸発する時、接している面から熱を奪います。
これは気化熱と呼ばれるもので、液体が気体になる時にどんな物質でも発生します。
液体が蒸発する時に周囲の熱を奪い、温度を下げる。
人の発汗の仕組みと同じですね。
汗を掻くことで体温を下げる。
打ち水は道路という肌に無理やり汗を掻かせて温度を下げようとしているとも言えるでしょう。
ちなみに、気化熱は液体が気体になる時に周囲から奪う熱量ですが、固体から気体に昇華する時にも同様に周囲から熱量を奪います。
これは昇華熱と呼ばれるもので、ドライアイスなどが保冷剤として機能しているのもこの昇華熱のおかげです。
また、この原理は冷蔵庫やエアコンにも使われています。
ヒートポンプとよばれる技術で、冷蔵庫の中などには冷媒ガスが冷蔵庫の本体内の配管の中に入っています。
この中の冷媒ガスを圧縮機で圧縮と放熱で液体化し送り込み、冷却装置の中に通す。
冷却装置の中で圧力が下がった液体は気化熱を奪い、気体化します。
その時に熱を奪われた空気を冷蔵庫の中にファンで送り込む。
これが冷蔵庫の仕組みです。
だから冷蔵庫の裏側はちょっと熱い。
これは冷媒ガスを液体化するときに放熱されているからなのです。
熱い道路に水を撒く。
水は瞬く間に蒸発します。
水が気化熱を奪い、ちょっと路面温度が下がります。
しかし、日射しのある所では10分も持たずに乾くでしょう。
それくらい道路面は熱い。
最近道路面を直接手で触ったことありますか?
10秒も触っていられません。
それくらい暑い。
そりゃあ水もあっという間です。
そこで得られる涼もおそらくあっという間です。
先日炎天下で水を撒く機会がありました。
少しでも涼しくなれば良いとシャワーホースで沢山撒きました。
撒いた直後はちょっと涼しいです。
でも、すぐにムワッとしました。
あっという間に涼しくなくなる。
打ち水は、そんなオリンピックの暑さ対策の一環として大々的に打ち出せるような方法でもないように思います。
町内会の運動会だって打ち水じゃ暑さ対策にはならなそうです。
それこそ常に水撒いている人でもいなければダメなんじゃないでしょうか。
2年後のオリンピック。
尋常でない暑さ。
しかも、普段よりも人が増えるであろう東京。
期間中、インフラ以外の民間企業は全部休み。
お食事は全部都の施設で!
なんてことをしないと更なるヒートアイランド現象でとんでもないことになるのではないかと、素人ながら思わないでもありません。
大丈夫か、東京オリンピック2020。
そのうち今度が風鈴の音で涼を得るみたい気持ち的な手法も言い出したりするんじゃないかと心配です。
ガンバレ、東京オリンピック2020。
それではまた。
/ ブ ロ グ ラ ン キ ン グ 参 加 中 で す \
\ 応 援 よ ろ し く お 願 い 致 し ま す /
風鈴の音も涼しげでいいものですけどね。
でも、行政が対策として打ち出したらだめだよなぁ。

