脳トレ ときどき 日常

頭の体操で脳の活性化を促します。たまに日常で感じたことも書きます。

一時的な幸せで永遠に幸せを失う

一時的な幸せで永遠に幸せを失う

 

小さなことでも幸せを感じること。

それが普通で、とても幸せなこと。

 

こんばんは。

 

8月16日、奈良市覚醒剤取締法違反により逮捕起訴された職員を懲戒免職処分にしたこと発表しました。

懲戒免職処分になったのは、環境部収集課に勤務する非常勤嘱託職員の33歳の男性。

奈良市の発表によれば、この男性は今年2018年7月に覚醒剤を所持していた疑いで現行犯逮捕され、奈良地方検察庁に起訴されていたということです。

 

奈良市の環境部収集課というのはどういう部署なのか調べたところ、どうやらゴミの収集と運搬を行っている部署でした。

求人情報によれば、勤務成績が良好な場合は「非常勤嘱託職員へ登用(給与アップ)する場合があります」とありましたので、逮捕された男性はゴミ収集の作業員だった可能性が高そうです。

ゴミ収集職員、求人情報によれば、時給は1,300円。

勤務時間は平日の7時30分から14時15分で休憩時間45分を除いた6時間の勤務とのことで、日給にすると7,800円。

週5日勤務なので、月20日とすると月給15万6,000円。

手取りにすると12万円ちょっとくらいでしょうか。

アルバイトがそれくらいとして、33歳の非常勤嘱託職員だとどれくらいアップするのかはちょっと分かりませんが、覚醒剤の末端価格は1グラム7~8万円と言われています。

逮捕された男性が何グラム所持していたのかは分かりませんが、0.1グラムだと7,000~8,000円。

手が出ない価格ではないということでしょうか。。。

 

ちなみに、過去の報道によると覚醒剤の1回の使用量は0.03~0.05グラムだそうです。

0.1グラムだと2~3回分くらいでしょうか。

つまり、覚醒剤は手を出そうとすると出せてしまう金額で販売されているということです。

どういう経緯かは不明だということですが、33歳の男性は手に入れてしまった。

自ら手を出したのか、向こうからやって来たのかは分かりませんが、馬鹿な事をしたものです。

 

覚醒剤

 

その名の通り、人から眠気から解放し、数日間覚醒させ続ける言われています。

3日間は寝れない体になる。

よく覚醒剤は幻覚を見ると言いますが、これは脳が3日間働きっぱなしが為に起こる現象です。

かく言う僕も学生の頃、3日間徹夜して論文書き上げた時、最後の方に変な幻覚見ました。

脳は睡眠により休息を取らないと、誤作動を起こします。

覚醒剤は強制的に眠気を消し去ってしまう為、強制的に休憩を許さない活動状態になります。

そして、その副作用として、人の脳の幸せ中枢を破壊します。

 

うろ覚えで申し訳ありませんが、以前、覚醒剤の危険性について講義を聞く機会がありました。

当時の記憶を頼りに、色々調べてみたのですが、確証が持てるまで辿り着けませんでしたが、当時の自分が恐ろしいと感じたのは、この「人の脳の幸せ中枢を破壊する」という部分です。

 

人は幸せや快楽を感じている時、脳内ではドーパミンという神経伝達物質が放出されています。

このドーパミンが人に快楽を与えたり、何か意欲的でやる気になったり、感動したりという感情を与えています。

覚醒剤はそのドーパミンの放出を狂わせる。

つまり、脳内で覚醒剤により、ドーパミンが際限なく放出される続ける状態になります。

 

覚醒剤が効いている間はずっと幸せ。

ずっと幸福。

 

それだけの作用であるならば、世界中で禁止されるようなことにはなりません。

怖いのは、一度覚醒剤に侵された脳は、覚醒剤以外でドーパミンを出すことがなくなるということです。

何をしても、何を見ても、何を聞いても、幸福感は得られません。

その為、一度覚醒剤を使用した人間は、再び覚醒剤を求める。

これが覚醒剤をやめることが出来ないと言われている所以です。

 

人は何のために生きているのか。

幸せになる為に生きているのではないのか。

では、薬で幸せを得てしまった人は、どうなるのか。

幸せになる為に、薬を求めます。

廃人になろうとも、幻覚を見ようとも。

何故なら、それがその人にとって唯一幸せを感じる方法になってしまったから。

 

こんな恐ろしい事はありません。

幻覚や幻聴、常軌を逸した被害妄想、免疫力の低下なども恐ろしいことは恐ろしいです。

しかし、何よりも恐ろしい事は「人の幸せ中枢を破壊する」ことに他ならないと思うのです。

 

たった1回。

それですべてがダメになります。

覚醒剤と知らずに摂らされてしまうケースもあると言います。

疲れが取れる薬があるともらって飲んだら凄い効いた。

知らずに飲んでいたのが覚醒剤だった。

そして、その薬が欲しくてたまらなくなる。

そういう話もあるといいいます。

 

上手い話には裏がある。

努力して努力して何とか手に入れたものですら、誰かの仕掛けた罠かも知れない。

そんなことが起きる世の中だということはとても悲しいことですが、それもまた現実。

何をしてどう生きるのか。

それはひとりひとりがちゃんと考えなければいけないことなのかもしれませんね。

 

それではまた。

 

 

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奈良市環境部収集課は度々問題を起こしていて、今回の事も特段驚かれていないようですね。。。

以前にはゴルフクラブ消費者金融のATMを破壊して逮捕された人もいたとか。。。

大丈夫なのか、奈良市、、、