脳トレ ときどき 日常

頭の体操で脳の活性化を促します。たまに日常で感じたことも書きます。

一寸の虫にも五分の魂

一寸の虫にも五分の魂

 

夏の生き物。

でも、暑さに強いわけではない。

 

こんばんは。

 

兵庫県市川市にある「かぶとむしど~む」で、7月以降カブトムシが次々と衰弱死し、8月16日を持って今年営業を中止することになったと毎日放送が伝えています。

 

「暑すぎてカブトムシ3000匹以上が衰弱死 兵庫の観察施設急きょ閉園へ」

 

記事によれば、「かぶとむしど~む」は22年前から毎年夏場だけ開園し、放し飼いにされた約200匹のカブトムシと自由に触れ合える施設だということです。

記事には次のように飼育員の方のコメントがありました。

 

「とにかく異常気象で暑すぎて、今年は雨がない。

 虫が弱り切ってしまうんです。

 午前中に放しても昼に死んでしまう」

 

施設の写真を見る限り、屋外がメインのようで、空調設備があるような施設ではありませんでした。

調べてみると、カブトムシは夏の昆虫ではあるものの、暑さに弱い昆虫ということです。

自然の中では雑木林などの日陰で過ごしたり、木の皮に隠れていたりと、暑さから逃れるように過ごしているそうで、30度を超える環境では弱ってしまう為、涼しい場所を探して休んでいるようです。

 

しかし、この設備では、そういったことは考慮されていなかった。

なにせ、子ども達と触れ合うわけですから、外気にそのまま晒されているわけです。

気温が35度以上になる猛暑日が続く中、逃げる場所もなく、これまでに3,000匹以上が死んでしまったということです。

 

このニュースがYahoo!ニュースに20時半ごろ掲載されると、24時には1,800近いコメントが寄せられました。

大半のコメントが施設の管理体制を批判するものでした。

 

命を何だと思ってるんだ。

 

カブトムシを飼育する人にとって見れば、夏場の温度管理は常識のようです。

本当であればクーラーを掛けっぱなしにするのが一番なのですが、経済的にはなかなか難しいと色々と対策をしている方も多いようです。

「かぶとむしど~む」の飼育員にはそういった知識を持った方はいなかったのか。

それとも、知ってはいたけども死ぬと分かっていてそのままにしていたのか。

記事の最後、再度飼育員のコメントがありました。

 

「申し訳ない、それだけです。これは自然のことなんでしょうがないですね」

 

多くの人の批判はこのコメントに対してされているように感じました。

 

自然の事なのでしょうがない。

 

そうじゃないだろと。

自然であればそんな場所にはいないんだと。

無理やりその場に連れてきてるんだろと。

 

その批判の言葉はもっともだと思います。

我が家でも金魚やメダカを飼っていますが、温度管理には人一倍気を使っています。

飼い始めの頃、温度管理がうまくいかず、だいぶ可哀そうな事をしました。

それでも、色々と勉強して、なんとかやっています。

飼うということは、その命に対する責任を持つということ。

トラブルに対して、対策を考えるということ。

 

何を飼うにしても、その気持ちなく飼うことは許されないと思います。

 

この夏、とんでもない暑さです。

それは人だけではない。

しかし、人は自分の意志でどこにでも行ける。

でも、飼われている動物や昆虫、魚などの生き物たちはそうではない。

飼い主がしっかりしなければ、その地獄のような環境の中で衰弱していく。

それを絶対に忘れてはいけないと思うのです。

 

「かぶとむしど~む」は来年は暑さ対策を考えたいということですが、勉強して、必要とあれば設備投資をして臨んで頂きたいと思うばかりです。

 

それではまた。

 

 

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命が失わせてしまった時に、当人の口からしょうがないという言葉が出る人は信用できない。

しょうがないは、周りの人がその人に掛ける言葉ではないのか。。。

今一度、しょうがないという言葉の意味を考えて欲しい。