脳トレ ときどき 日常

頭の体操で脳の活性化を促します。たまに日常で感じたことも書きます。

分析、検討、試行錯誤の先に成功がある

分析、検討、試行錯誤の先に成功がある

 

大丈夫だ。何とかなる!

それ、根拠ないと意味なくない?

 

こんばんは。

 

出来る出来ないかじゃない。

やるかやらないかだ。

 

使い古されたフレーズですね。

上手くいく確証のないことに挑戦するかしないか。

ダメかもしれないけど、やったらうまく行くかもしれない。

やらなければ、何も起こらない。

だから、とりあえず、やれ。

そういうことでしょうか。

 

でも、それってリスク高すぎない?

 

言葉としてはカッコいいです。

出来るか出来ないかじゃない。やるかやらないかだ。

この言葉をそのまま信じるのであれば、やって出来ないという結果もOKということです。

 

普通の生活しててそんなことある?

 

例えば、こういう話。

魔物や悪魔が蔓延はびこる世界。

ある街が魔物の群れに襲われようとしていました。

街で自警団を組織する青年は、王国に救援を求めますが、騎士団の到着には2日掛かると言われます。

このままでは街は魔物に蹂躙されてしまう。

街の中で逃げようという声が上がります。

しかし、青年は仲間たちを集め、声高らかに訴えます。

 

「この街を守りたい! 戦おう! 出来る出来ないじゃない。

 この街を守るか守らないかだ! 俺たちなら出来る!」

 

街の若者たちはその言葉に心を奮い立たされ「戦おう!」「守ろう!」と立ち上がります。

やがて、魔物の群れが街を襲いました。

青年たちは必死に戦いました。

しかし、奮戦も虚しく、街は破壊され、多くの犠牲者が出ました。

到着した騎士団長が蹂躙された街を見て言いました。

 

「なぜ、避難しなかったんだ、、、!」

 

青年が主人公の物語ならば、実は青年は勇者の末裔か何かで、仲間たちも実は勇者の仲間の末裔で、偶然街を訪れていた歴戦の傭兵がいたり、街角で占い師をしていた若い女性が実は200年生きた魔女だったりで、ギリギリの戦いを繰り広げながら、魔物の群れを打ち倒し、後から来た騎士団が驚きを隠せずにいると、騎士団の一人が青年を何故か知っていて、

 

「あの人は、もしや、、、!」

 

というところで主題歌が流れ始め、オープニング映像に切り替わり、タイトルバーン。

 

「出来る出来ないじゃない!やるかやらないかだ!(仮)」

 

と、なるのでしょうけど、そうでないパターンもある。

普通の青年では魔物には勝てない。

それのリスクを考えないで突っ込むのは如何なものか。

 

出来るという確証が出来るまでやる。

出来るという確証が出来ないならやらない。

もちろん、スポーツなどではこれに当てはまらないものもあります。

走り高跳びの選手が自己ベストに挑戦する為、今までの最高記録より高い記録に挑戦する。

これを否定する人はいないでしょう。

僕もこれを否定するつもりはありません。

今まで出来ないことに挑戦する。

出来る出来ないかじゃない、やるかやらないかだ。

この言葉が大いに当てはまります。

だとしても、ギリギリ出来るか出来ないかというところへの挑戦です。

今まで2mが最高記録だった選手がいきなり3mには挑戦しないでしょう。

挑戦は無謀とは違います。

出来るかもしれない、出来ないかもしれない。

少なくとも出来るイメージと自信がそこにはあることでしょう。

 

では、日常生活ではどうでしょう。

普段の生活でそんな挑戦をすることはありますでしょうか。

 

例えば仕事。

今の仕事は給料が低い。

だからもう辞めてもっと高い給料を貰える仕事に転職する。

とりあえず、もう辞めて、別の仕事を探そう。

出来る出来ないじゃない、やるかやらないかだ!

そうして行動した場合、うまく行くでしょうか。

まぁ、うまく行く可能性もあるでしょう。

でも、うまく行かない可能性の方が高い気がします。

まずは辞める前に時間を使って転職先を探す。

その転職先が本当に今の職場よりもいいのか検討する。

そもそも採用されるかどうか自分なりに検証する。

そうやって段階を踏んで、今より良い給料の仕事に転職することを進めないとあまりうまく行かない気がします。

そして、もうそういう行動をとることは「出来る出来ないじゃなく、やるかやないかだ」状態ではなく、「出来るようにやる」状態です。

 

例えば料理。

あの中華屋さんで食べた麻婆豆腐を食べたい。

再現したい。

でも料理をしたことはない。

とりあえず、感覚だけでやってみる。

出来る出来ないじゃない、やるかやらないかだ!

おそらく失敗します。

もしちゃんと再現したいのであれば、まずレシピ本を見ながらでも普通の麻婆豆腐を作ることから始めるべきでしょう。

そして、何度もそのお店に食べに行く。

これは、ショウガを千切りにして入れてるのか?

この酸味は、、、もしかしてヨーグルトが入ってるのか?

研究と検証。

そして試行錯誤。

それはもう「出来る出来ないじゃなく、やるかやないかだ」状態ではなく、「出来るようにやる」状態です。

 

出来るか出来ないかじゃない。

出来るように考えるか、出来ないと諦めるかだ。

やるかやらないかじゃない。

出来るようにやるか、諦めてやらないかだ。

決して無謀無策でやればいいというものではないのです。

考えて、どうすれば出来るかを検証する。

次につながるものであれば失敗してもいい。

思考停止で事に臨んでも、決して思い描く結果はついてこないでしょう。

考えることが、考え続けるとこが、何よりも成長の糧になるのでしょう。

 

あまり考えすぎると頭痛くなりますけどね。

 

それではまた。

 

 

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昼行燈が活躍する物語ほど面白いものはないと思う。